VA/VE (加工技術FAQ)
用語集(詳しく知ろう!)
連続鋳造法とは、どのような鋳造方法ですか?
連続鋳造技術は、高温で溶けた鋼(溶鋼)を鋳型で冷やして固めながら、
固まった部分を徐々に引き抜くことで長くつながった鋼材を作る技術です。
鋼材の引き抜きや、そのスピードのコントロールや不純物のコントロールには電磁力が用いられています。
1970年代に発明され、以後世界のほぼすべての製鉄所ではこの連続鋳造法が用いられています。
連続鋳造では、まず溶鋼を取鍋(一番上の鍋)に流し込み、次に不純物等を浮かせて除去するためにタンディッシュと呼ばれる鍋に溶鋼をもう一度流し込みます。
その次に、鋼を水冷されている鋳型(青色の部分)に流し込み、型取りをします。ここで固まりはじめた鋼を引き抜きながらロールで圧延し、ガス溶断で切断します。
殆どの鋳造法では、鋼を垂直に下から引き抜き、水平に誘導したところでガス溶断をしますが、一部の鋳鉄では最初から水平に引き抜くこともあります。
冷却方法や不純物の偏在によって、内部や表面に割れが発生しやすくなることがあり
この割れを防止するために流体力学等によるシミュレーションや技術開発が行われています。
中村製作所では、材料調達から加工まで一貫して承っております。
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