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材料選定

6F材は他のプレート材と比べて違いはありますでしょうか。

材料解説 / 6F材

6F材は他のプレート材と比べて違いはありますでしょうか
プレート材はフライス加工・研削加工をどの面に施すかによってグレードが分かれます。加工面が多いほど精度は上がりますが、コストも上昇します。

グレード別 加工面の違い

黒皮
黒皮材(粗材)― 加工なし
圧延のまま。全面が酸化皮膜(黒皮)で覆われ、寸法公差は±0.5〜2.0mm程度と大きい。最安価だが精密加工の素材には不向き。

側面:黒皮
2F材 ― 上下2面をフライス加工
上下面(板厚方向)のみフライス加工。側面4面は黒皮または切断面のまま。板厚精度は確保できるが、幅・長さ方向は粗精度。

4面加工
4F材 ― 側面4面をフライス加工
上下・左右・前後の側面4面をフライス加工。板厚方向はメーカー圧延精度に依存するが、幅・長さ方向の直角度や寸法精度を確保できる。

全6面
6F材 ― 全6面をフライス加工

このページの主役

上下面・側面4面の全6面をフライス加工で仕上げ。板厚・幅・長さのすべての方向で高い寸法公差(±0.05〜0.1mm)と幾何公差(0.01〜0.05mm/100mm)を保証。精密機械加工の素材として直接投入できる。

研削仕上げ
6E材 ― 全6面を研削加工(最高精度)
フライス加工(下地処理)後にロータリー研削盤や平面研削盤で6面すべてを研削仕上げ。極小公差(±0.005〜0.01mm)と高鏡面度(Ra 0.2〜0.8μm)を実現。6F材より高精度だがコストも上昇する。

仕上げ区分 比較表

仕上げ区分 フライス加工面 研削加工面 幾何公差・寸法精度レベル 面粗度(算術平均粗さ)
黒皮材(粗材) なし なし 圧延公差(±0.5mm〜±2.0mm程度) 測定不能(酸化皮膜あり)
2F材 2面(上下面) なし 厚み:中公差、幅/長:粗精度 Ra 1.6μm〜6.3μm
4F材 4面(側面) なし 厚み:メーカー規格、幅/長:高精度 Ra 1.6μm〜6.3μm
6F材 ★ 6面(全周面) なし
標準寸法公差:±0.05〜0.1mm
幾何公差:0.01〜0.05mm/100mm
Ra 1.6μm〜6.3μm
6E材 6面(下地処理) 6面(全周面)
標準寸法公差:±0.005〜0.01mm
幾何公差:0.005〜0.01mm/100mm
Ra 0.2μm〜0.8μm

各グレードの使い分け

6F材

全6面フライス加工で板厚・幅・長さ全方向の公差を保証。精密機械加工の素材として直接投入可能。

6E材(6面研磨材)

ロータリー研削盤や平面研削盤で6面を研削仕上げ。極小公差と高鏡面度が要求される高精度部品向け。


6F材は「精度が必要だが研削仕上げまでは不要」な用途に最適なコストパフォーマンスの高い選択肢です。さらに高精度が必要な場合は6E材(研削仕上げ)へのグレードアップを検討してください。

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