VA/VE (加工技術FAQ)
円筒研削・円筒研磨について
円筒・インターナル研削盤はありますか?
株式会社中村製作所では、高精度な仕上げ加工を実現するために、多様な研削盤を保有しています。具体的には、立型、横型、円筒、インターナルの4種類の研削盤を備えており、お客様の様々なニーズに対応できる体制を整えています。
各研削盤の特徴と詳細は下記のとおり:
🔵立形研削盤:
平面や溝などの研削に適しています。
大型の平面部品や、複雑な形状を持つ部品の研磨に使用します。
例:半導体製造装置の大型ステージ部品や、工作機械のベッド部品など。
🔵横形研削盤:
長尺物や大型部品の研磨に適しています。
工作物を水平に保持して研磨するため、重力の影響を受けにくく、高精度な加工が可能です。
例:長尺のシャフトや、大型の円筒部品など。
🔵円筒研削盤:
外径の円筒面や円錐面の研磨に使用します。
高精度な真円度や表面粗さが要求される部品の仕上げに適しています。
例:工作機械のスピンドル軸や、ロールなどの回転部品。
🔵インターナル研削盤:
内径の円筒面や円錐面の研磨に特化しています。
深穴や小径穴の高精度研磨が可能です。
例:油圧シリンダーの内面や、精密ベアリングの内輪など。
弊社では真円度0.5μm以下、表面粗さRa0.1μm以下の加工が可能です。
大型部品(最大φ900mm)の研削にも対応しております。難削材(インコネル、チタン合金など)の実績もございます。
旋盤加工やマシニング加工から一貫して社内で行うことができるため、高精度な仕上がりと短納期を両立しています。高精度な研磨加工でお困りの際は、ぜひ弊社にご相談ください。