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丸物・大物加工 φ1200 / 材料調達〜切削・研削研磨まで一貫加工

VA/VE (加工技術FAQ)

用語集(詳しく知ろう!)

ホーニングとはどのような加工ですか?

ホーニング研磨加工は、内径や外径の表面を高精度に仕上げるための研磨技術です。

主にシリンダーやパイプの円筒内面を滑らかにし、寸法精度や表面粗さを向上させるために特に有効な加工方法です。

 

🔵ホーニング加工とは

主に円筒状の内周面を、工具が回転運動と往復運動を複合させる研磨加工をいいます。

ホーンと呼ばれる、回転工具側面に直方体の砥石が複数取り付けられた工具が

往復してワークの円筒内面をみがきます。

そのため、ホーニング加工の加工面には独特の「クロスハッチ」という網目模様がつきます。

 

🔵ホーニング加工の用途

ホーニングによってつくクロスハッチの溝が油溜まりの役割を果たし、潤滑油がしみ込むため

シリンダーなどの摺動(しゅうどう)部や回転部の加工に良く使用されます。

 

産業機器関連・・・シリンダー、マニホールドや射出成型機チューブなど

自動車業界関連・・・エンジン、油圧シリンダーなど

船舶業界関係・・・大型船舶用のシリンダライナー、スリーブ

航空機関係・・・ランディングギア

鉄道関係・・・車輪、軸受けなど

 

🔵ホーニング加工の利点

真円度向上

一般的に大量のクーラントをかけながらの低速加工なので、発熱が少なくなります。

加工歪みが小さく真円度が出やすいです。

面粗度向上

砥石や条件の組み合わせによって、約0.3S以上の表面仕上げが自由に選択できます。

荒仕上げと精密仕上げを組み合わせることで 溝深さと表面の滑らかさの組み合わせたプラトー表面仕上げが出来ます。

この仕上げは、主にエンジンの性能向上のために用いられます。

 

 

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