VA/VE (加工技術FAQ)
用語集(詳しく知ろう!)
降伏点とは何ですか?
降伏点(こうふくてん)とは
材料の機械的性質を表す指標の一つに、降伏点(N/mm²)という指標があります。
これは、材料に力を加えた際に、それが元に戻らなくなる限界点を指します。またその時材料にかかる力を、1平方ミリメートルあたりにかかるニュートン※で表します。
降伏点の基本概念
降伏点を理解するために、ワイヤーハンガーを例に考えてみましょう。
ワイヤーハンガーに軽い力を加えて引っ張ると、はじめは力を止めれば元の形に戻ります。
これを弾性変形といいます。
次に、これを繰り返し引っ張ったり、少し強い力を加えて引っ張ると、手を離しても元の形に戻らなくなります。
これは塑性変形といいます。
このように、物体が弾性変形から塑性変形へと変わる境目の力を降伏点とよびます。
また、この塑性変形からさらに変形が加速し、最終的に破断に至る点を引っ張り強さで表します。
安全に物を設計するために、欠かせない概念ですね。
※ニュートンは、国際単位系(SI)における力の単位で、1kgの質量を持つ物体に1m/sの加速度を生じさせる力のこと。 N = kg ・m/s²。地球上では、100gの物体にはたらく重力の大きさがおよそ1Nである。