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丸物・大物加工 φ1200 / 材料調達〜切削・研削研磨まで一貫加工

2025.05.07

放電加工とは、通電したデンキョク(銅やグラファイトなど)やワイヤーを素材に近づけてアーク放電※を派生させ、この高熱で絶縁性の加工液中に沈めたワークを溶かしながら除去する加工です。

 

※アーク放電

気体中の放電現象の一つで、空間的に離れた二つの電極に電圧をかけていくと、電極間に強い電流が流れ高温のプラズマを形成する現象のこと。溶接などにもこのメカニズムは用いられています。

 

ワイヤーに通電して素材をカットするワイヤーカット加工や、金型への型彫加工などが代表的な放電加工になります。

 

 

🔵放電加工のメリットとデメリット

放電加工のメリットは、電気を通す素材であればどのような硬い素材でも加工ができること(例えば超硬合金やチタン、ステンレス、モリブデンやインコネル等)、切削加工では難しいピン角やアンダーカット加工が出来ることです。

 

デメリットとしては、加工時間が長くなるのでコストが高くなりやすいことです。

 

中村製作所では、ワイヤーカットや放電加工を含む製品も対応可能です。

お気軽にお問合せ下さい。

2025.05.07

連続鋳造技術は、高温で溶けた鋼(溶鋼)を鋳型で冷やして固めながら、

固まった部分を徐々に引き抜くことで長くつながった鋼材を作る技術です。

 

鋼材の引き抜きや、そのスピードのコントロールや不純物のコントロールには電磁力が用いられています。

1970年代に発明され、以後世界のほぼすべての製鉄所ではこの連続鋳造法が用いられています。

 

連続鋳造の模式図

 

連続鋳造では、まず溶鋼を取鍋(一番上の鍋)に流し込み、次に不純物等を浮かせて除去するためにタンディッシュと呼ばれる鍋に溶鋼をもう一度流し込みます。

その次に、鋼を水冷されている鋳型(青色の部分)に流し込み、型取りをします。ここで固まりはじめた鋼を引き抜きながらロールで圧延し、ガス溶断で切断します。

 

殆どの鋳造法では、鋼を垂直に下から引き抜き、水平に誘導したところでガス溶断をしますが、一部の鋳鉄では最初から水平に引き抜くこともあります。

 

冷却方法や不純物の偏在によって、内部や表面に割れが発生しやすくなることがあり

この割れを防止するために流体力学等によるシミュレーションや技術開発が行われています。

 

中村製作所では、材料調達から加工まで一貫して承っております。

お気軽にお問合せ下さい!

2025.04.23

摩擦圧接とは、2つの母材を高速回転させ、その際に発生する摩擦熱で母材同士を接合する工法です。

 

溶接等とは違い、異種材料などの接合にも制限が少ないのが特徴です。

また、自然環境や作業者にやさしい接合法といわれています。

 

自動車部品や半導体、建設機械、船舶部品などの幅広い業界で活用されています。

 

2025.04.14

アルミニウム合金(A5052、A6063など)やステンレス鋼(SUS)の加工が可能です。これらの材料に対して、切削加工から研磨仕上げまで対応実績がございます。

2025.03.17

2025.03.17

2025.03.12

難削材の被削性ピラミッドをご紹介します。

一般的に、材質の加工難易度はこの図に基づくと言われています。

 

このピラミッドは、被削性の良し悪し、切削条件をどこまで変えられるか(適用できる加工条件の範囲がどれくらい広いか)、その材質を削る際の工具寿命はどのくらいか

これら3点のポイントを、長方形を積み上げるように図に表しています。

 

 

 

つまり、難削材は工具を摩耗させやすく、被削性が悪く、ピンポイントで限られた加工条件でしか削ることができないために加工の難易度が上がるということです。

またこの他にも、明らかに粉塵などが機械を痛めるグラファイト、火花が散り発火しやすいマグネシウムや、時として粉塵が発火するアルミニウムやチタンも

加工に注意が必要な素材です。

 

難削材の加工相談は中村製作所まで!

中村製作所では、一般材料やダクタイル鋳鉄はもちろんのこと、ステンレス鋼、一部チタン合金やハステロイ、インコネルの加工実績がございます。

難削材の加工もお気軽にお問合せ下さい!

2025.03.10

鋳物の鋳造方法には主に下記の種類があります。

 

  1. 砂型鋳造法
  2. 金型鋳造法
  3. ロストワックス法

それぞれの鋳造方法は下記のとおりです。

 

🔵砂型鋳造法🔵

上下または複数個の鋳型を使い、その枠を用いて鋳物を作ります。

砂型鋳造法のメリットは、まず型費が安く、試作期間が短いことです。短納期の案件や少量多品種の鋳物生産に適しています。

デメリットは、鋳肌が粗く、寸法精度が安定しないことです。そのため、精密な部品への仕様や、大量生産には向きません。

 

🔵金型鋳造法🔵

金属製の型を制作し、その型を用いて鋳物を鋳造します。

金型鋳造法のメリットは、鋳肌が綺麗で寸法精度が安定しやすいです。そのため、中量以上の生産に適しています。

デメリットは、金型が高額で製作期間が長くなることです。また、複雑で大型の鋳物の製作には適しません。

 

🔵ロストワックス鋳造法🔵

ロストワックス法では、模型をワックスやポリスレン樹脂などで作ります。これをパターン呼び、このパターンにセラミックスの粉をコーティングしたら、鋳型を加熱してワックスを溶かし出します。ワックスを除去した鋳型に溶湯を流し込み鋳物を作る方法です。

ロストワックス法のメリットは、ほとんどすべての材質に適用できて設計の自由度が高いことです。

デメリットは、鋳型の強度が弱いこと、大型の鋳物には向かないことです。

 

 

中村製作所では、様々な鋳物の調達~加工までの一貫生産の御相談も承っております。

お気軽にお問合せ下さい。

2024.11.29

純鉄に対して、鋼は鉄をベースにした合金の一種です。

一般的に鉄は脆くてサビやすいため、工業製品としての使用に適しません。

この性質を補う炭素やマンガン、リン、ニッケル等を付加した合金が一般的に使用されています。

 

例えば炭素鋼では、素材に含まれる炭素量ほか構成成分の比率によって分類されます。

炭素量が0.02以下のものが純鉄、炭素量が0.02~2.14%のものが鋼鉄、炭素量が2.1~6.67%程度のものが鋳鉄と呼ばれています。

 

炭素を付加するほど素材は硬くなりますが、同時に脆く割れやすくなります。

炭素量が6.67%程度を超えてくると、今度は脆く崩れやすくなるので、こちらも工業製品には使用されません。

 

2024.09.10

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