放電加工とは、通電したデンキョク(銅やグラファイトなど)やワイヤーを素材に近づけてアーク放電※を派生させ、この高熱で絶縁性の加工液中に沈めたワークを溶かしながら除去する加工です。
※アーク放電
気体中の放電現象の一つで、空間的に離れた二つの電極に電圧をかけていくと、電極間に強い電流が流れ高温のプラズマを形成する現象のこと。溶接などにもこのメカニズムは用いられています。
ワイヤーに通電して素材をカットするワイヤーカット加工や、金型への型彫加工などが代表的な放電加工になります。
🔵放電加工のメリットとデメリット
放電加工のメリットは、電気を通す素材であればどのような硬い素材でも加工ができること(例えば超硬合金やチタン、ステンレス、モリブデンやインコネル等)、切削加工では難しいピン角やアンダーカット加工が出来ることです。
デメリットとしては、加工時間が長くなるのでコストが高くなりやすいことです。
中村製作所では、ワイヤーカットや放電加工を含む製品も対応可能です。
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